■ 子どもが主役、大人が本気で楽しむ
毎年は夏休みに開催されている涼風町自治会のお祭りですが、今年は初めて「秋まつり」として開催されました。涼風町は、芦屋市の最南端に位置する、市内で最も新しいまちです。
私も親子でスタッフとして参加しました。昨年はわたあめ担当でしたが、今年はドリンクコーナーを担当。子どもたちは「ミャクミャク工作コーナー」をお手伝いしました。
■ 大切にされているコンセプト
涼風町自治会のイベントには、はっきりとしたコンセプトがあります。それは、「やっている側の大人が、まず楽しむ」ということです。
大人たちが本気で楽しむ姿を見て育った子どもたちが、「自分たちもやってみたい」と自然に思うようになる。その積み重ねが、今のお祭りのかたちにつながっています。
■ 子どもたちが”支える側”へ
小さい頃から大人に付き添ってお祭りを見てきた子どもたちは、今では立派な戦力です。自分たちで企画を考えたり、手作りのお店を任されたりしています。
年下の子どもたちに教えながら、このお祭りを支えている姿はとても頼もしく、「子どもが主体」という言葉がしっかり形になっていると感じました。
■ 地域と企業が一緒につくるお祭り
通常の自治会活動では、どうしても行政に頼る場面が多くなりがちですが、このお祭りのもうひとつの魅力は、日頃から地域に関わっている地元のお店や企業の皆さんに支えられている点です。
会場となったグラウンドは、市の社会教育施設を管理されているミズノスポーツさんが無償で提供。また、涼風町内のお店であるバラッカデルソーレさん、コーヒーポートさんが出店に協力してくださいました。分譲地のハウスメーカーである積水ハウスの営業の方も、縁日のお手伝いに参加されています。
さらに後片付けでは、いつも南芦屋浜地区の護岸をボランティアで掃除してくれているフィッシングマックスさんがゴミの引き取りを担当。皆さんが、まつりを一緒に実現させようという思いで快く引き受けてくださったことが、とても印象的でした。
■ 楽しさが、次の世代へつながっていく
大人が楽しむ空気は、自然と子どもたちに伝わります。そして、その楽しさが次の世代へと受け継がれていく。地域に関わる人たちみんなでつくり上げる。それこそが、涼風町自治会が大切にしてきた地域イベントの一番の魅力だと感じます。
昨年に続き、芦屋市議会からは西村まさと市議がドリンクコーナーに立ち寄ってくれました。西村議員とは民生文教常任委員会のときから所属が変わり、建設公営企業常任委員会になってからも3年連続で同じ委員会に所属しています。南芦屋浜地域のことをいつも気にかけてくださっています。
売店は楽しいです。今年の秋まつりも大盛況で、たくさんの笑顔に出会えた、心に残る一日となりました。
■ まちは、みんなで育てていくもの
今回の秋まつりを通して改めて感じたのは、地域のコミュニティが持つ力の大きさです。誰かが用意したものに「参加する」だけでなく、みんなで考え、支え合い、つくり上げていく。その過程そのものが、まちを育てているのだと感じました。
大人たちが楽しみながら関わる姿を、子どもたちはしっかりと見ています。その姿を見て育った子どもたちが、次は支える側に回り、年下の子どもたちに教え、自然と役割を引き継いでいく。こうした循環があるからこそ、地域の活動は無理なく続き、まちに根付いていくのだと思います。
「まちをつくる」のは、特別な誰かではなく、そこに暮らす一人ひとりです。そして、子どもたちもまた、今この瞬間から、まちを育てる大切な存在です。
世代を超えて関わり合い、顔が見える関係を重ねていくこと。その積み重ねが、安心して暮らせるまちにつながっていく。涼風町自治会の秋まつりは、そんな地域コミュニティの大切さを改めて教えてくれる時間でした。












