■ 繁殖期前がカギ!カラスの巣対策
カラス対策をテーマに一般質問を行ったことがあります。カラスの捕獲は原則禁止で、鳥獣保護管理法で守られています。カラス対策というと、カラスを撃退する方法ばかりが取り上げられますが、撃退グッズは根本の解決にはなっていません。
本当に大事なのは、カラスの生態や特性をよく知るということではないでしょうか。
通常であれば人里離れた山にいるはずのカラスが、なぜ私達の生活圏でよく見かけるようになったのか? カラスがどうして人を襲うことがあるのか? その原因を知ることで危害を未然に防ぐことができるのではないでしょうか。
カラスの繁殖期は3月下旬から6月頃までで、主に街路樹や高い木などに巣作りをします。ちょうど6月前後に巣立つのですが、この時期は卵やヒナを守るために、人を威嚇・攻撃することがあります。
2022年5月20日の早朝、潮見小学校付近で、教員や通行人がカラス2羽に頭を蹴られたり、威嚇されたという新聞報道がありました。学校は急きょ通学路を変更することを決めましたが、襲われた方は本当に怖かったことと思います。
やはりそこにも、カラスが襲いかかった原因がありました。5月はカラスの産卵・子育てシーズンであり、カラスが攻撃してきた場所には、以前からこの時期になると巣をつくる木があると近隣の方から聞いていたところでした。いつもは卵やヒナがかえる前に市の方で撤去が行われていたということですが、今回は間に合わなかったのでしょうか。
緑豊かな地域環境の形成は良い取り組みだと私も思うところです。しかし一方で、通行の多い場所では別の問題も出てきています。育ちすぎる木などの手入れが行き届かなければ、通行の見通しが悪い場所をつくり、今回のように、カラス側からすると子育てをするのに最適な場所となっていたわけです。
そうならないようにするためには、巣がつくられる前に樹木の剪定を行い、環境整備を同時にすることが大事です。気づいた時に市民から知らせていただくような連携も欠かせません。
学校に関していえば、学校付近や通学路は弱い立場の子どもを守る場所として優先的に整備されなければいけないという、共通認識をもっていただきたいのです。
疑問点その① カラスの被害対策
カラスの被害についての呼びかけは、市のHPでは2つの課が掲載していました。
収集事業課→ ゴミステーションのカラス被害対策ガイドブック
地域経済振興課→ カラスなどの鳥獣対策
どちらの情報でも、巣の撤去について、子育ての時期は攻撃行動が激しいという注意喚起があり、カラスの被害から守るという案内がある点で共通した内容でした。
- カラスがゴミステーションを荒らすこと。
- カラスの生態や特徴を知る
この両方の知識を持っていただくことで、カラスの被害を未然に防ぐ意識が高まるのではないでしょうか。
これは収集事業課がゴミステーションのカラス被害対策として作成したガイドブックです。カラスの特性や繁殖、なぜ市街地に増えたのかなど、わかりやすく明記されています。
たかおかの疑問点
Q、双方の担当課のページで、情報をリンクしてはどうか?
Q、頻繁に巣作りが目撃されている、被害のあった潮見小学校前の木の剪定はどうするのか?
Q、カラスが巣をつくってからではなく、カラスが寄り付きそうな場所を未然に特定し剪定を行うことも必要ではないか? 特に学校周辺や通学路、通行の多い場所は優先的に行う必要がある。
この項目を一般質問で取り上げた理由と要望
行政は縦割りで窓口が分かれていますが、市民にとってはどちらも共通する情報です。一方でカラスはゴミステーションを荒らす生き物であり、一方でカラスの生態や特徴を知りヒナの捕獲は原則禁止という、両方の知識をもっていただくことが、未然にカラスの被害から市民を守る対策に繋がっていくと考えています。
今回、潮見小学校で起こったような話は、ヒナがかえっていたということで、通学路を変更してまで巣立ちを待ち、親鳥からの威嚇・攻撃が収まるのをただ待つことしか方法がなかったわけです。
今後は、現状の把握が常にできるように、学校側と市が連携をしっかりとって、被害が起こる前に未然に防いでいけるようお願いしました。
■ カラスの行動に注意してください
芦屋市のホームページに注意喚起がありました。以下、その内容です。
『市内でカラスに襲われる被害が複数報告されています。近くの街路樹等に巣を作っている可能性があります。カラスが威嚇する様子があればできるだけ近づかないようにしてください。
カラスは春から夏に繁殖期に入ります。この時期にはつがいで行動し、公園の高木や街路樹、電柱などに巣を作ります。親鳥は卵やヒナを守るため通行人を威嚇したり攻撃してきたりすることがあります。カラスの駆除はできませんので、カラスが威嚇のために短く何度も啼いているなどの様子があれば、できるだけ近づかないでください。また、ごみの出し方に注意する、ハトやのら猫に餌をやらないなど、カラスの個体を増やさないよう努力することも大切です。』
インターネット中継の録画















