JR西日本の駅舎改良工事が開始
JR西日本の計画は、エスカレーター、エレベーターがありユニバーサルデザインになっているイメージ図であり、国や芦屋市からの補助金を見込んでいる駅舎改良工事です。しかし、市の状況は以前と変わらず国庫補助金の申請ができない状態のままです。
国や県がこの芦屋市の再開発事業を推奨していることがわかります。「阪神地域都市計画区域マスタープラン」による阪神間都市計画都市再開発の方針に基づく兵庫県としての課題があり、中でもJR芦屋駅南地区再開発事業の計画に対する、芦屋市への信頼と期待感が大きいのです。
他市と比べても、芦屋市の鉄道課題は山積みです。JR芦屋駅だけでなく、阪神芦屋駅、阪急芦屋川駅とつづいて都市再開発計画の方針を進めていかなければいけない課題が残っているのです。
そんな中で、先駆けとして進めようとしていたJR芦屋駅南口の工事が、今のように補助金を反故にする状態が続き、再開発事業の実績をつくれていないようでは、後につづく阪神芦屋駅、阪急芦屋川駅の工事に係る補助金にも影響を及ぼしてくるかもしれません。3月から続いている議会の議決が補助金申請を止める状況をつくりだしていたのです。
費用をJR西日本と折半するという約束は反故にはできないので、万が一市が補助金なしでJR西日本との約束を実行しなければいけない場合、全額芦屋市の負担額で工事を行わなければいけないのです。
行政と議会が理解しあって一緒に歩んできたはずのこの事業計画を、こんな形で予算を否決し事業を立ち止まらせるべきではないと私は考えております。
コロナ禍の経済状況下で契約の締結通りにJR芦屋で駅舎改良工事に踏み切ってくださったJR西日本さんに対して、一方で議会が行政を足止めして約束を守れない状況をつくっているわけなのです。