■ 記者会見を行うことにした
令和4年11月7日、報道関係者の方にお集まりいただき、記者会見を行いました。
本来、私はこの問題を記者会見という形にまで発展させるつもりはありませんでした。できることなら、議会内部の問題として、冷静に事実関係を整理し、適切な手続きのもとで対応していただきたいと考えていたからです。
議会の中で起きた出来事については、まず議会の制度の中で解決されることが望ましいと考えていました。
しかしその後、この件について複数の報道機関から取材の問い合わせが寄せられるようになりました。
断片的な情報だけが外部に伝わる状況になっていたことから、このままにしておくことは適切ではないと判断しました。そこで、経緯については私自身の言葉で説明する必要があると考え、記者会見を行いました。
この件が想像以上に大きな関心を集めていることも、後になってわかりました。結果として、新聞報道として取り上げられることになりました。
■ 代理人弁護士と連名で要請書を提出したこと
今回、私が記者会見を行うことになった背景には、芦屋市に対して提出した👉️ハラスメント被害の申告及び対応の要請という書面があります。
私は以前から、議長、副議長、そして議会事務局長の言動について、精神的に強い負担を感じる出来事が続いていました。そのため、この件について弁護士に相談することにしました。
弁護士に当時の状況を説明し、やり取りの記録なども確認していただいたところ、「職場内における優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的苦痛を与える行為」に該当する可能性があるのではないかという見解をいただきました。
この見解を踏まえ、問題を個人的な感情の問題として処理するのではなく、事実関係を整理したうえで正式な手続きとして対応を求める必要があると判断しました。その結果、代理人弁護士と連名で要請書を提出することになりました。
記者会見で説明した要請書は、令和4年10月26日に提出したもので、全体で14ページにわたる内容です。
■ 要請書の中で示した資料
今回の出来事の背景には、私が新型コロナウイルスの濃厚接触者となった際の対応があります。そのため要請書では、出来事の経過だけでなく、芦屋市議会における感染症対応のルールについても整理する必要があると考えました。
具体的には、👉️芦屋市議会機能継続計画(BCP)〜感染症対策編を提示しています。
議会では、感染症拡大などの非常時にも議会機能を維持するためのルールが定められています。これらは議員自身が策定したものです。
そのため、濃厚接触者となった場合の対応がどのような基準で判断されるべきなのかを確認することは、この問題を個人的な出来事ではなく、議会の制度として考えるうえでも重要だと考えました。
■ 記者会見で説明した内容
記者会見では、私が提出した「ハラスメント被害の申告及び対応の要請」の内容について説明しました。
要請書では、議長、副議長、議会事務局長の言動について、ハラスメントに該当する可能性があるとして、事実関係の確認と対応を求めています。
弁護士からは、ハラスメントに該当する可能性があるとの見解をいただいています。
そのため、単なる議員同士の意見の対立として扱うのではなく、正式な手続きとして申告する必要があると判断しました。
■ 私が問題として説明した点
記者会見では、特に次の点について説明しました。
① 議員によって対応が変わっている可能性
濃厚接触者となった議員への対応が、議員によって異なっているのではないかという点です。公表されていない例や、注意が行われていない例がある一方で、私の場合には厳しく問題として取り上げられました。
同じような状況であっても、議員によって取り扱いが異なっているのではないかという疑問について説明しました。
② 代表者会議での取り扱い
代表者会議では、本来、個人の事例を扱う場合には一定の配慮が行われることが一般的とされています。例えば、暫時休憩を取る、非公式の場として扱う、関係者以外を退出させるといった方法です。
しかし、私の事例についてはそのような配慮が取られないまま、公式の会議の中で個人の事例として取り上げられ、議論が行われました。
③ 録音を行った理由
議会の中には、議事録が残る正式な会議だけでなく、記録が残らない非公式のやり取りもあります。そのような場では、後になって発言の有無を確認することが難しくなるため、今回のように呼び出された場面では、記録として録音を残すことにしました。
その結果、発言内容や伝達内容について、事実関係を確認できる部分もありました。
■ 私がハラスメントの申告を行った理由
記者会見では、私が特に問題だと感じている点についても説明しました。
濃厚接触者であることを理由に、家庭環境などの個人的事情まで説明を求められたこと、そして代表者会議で私の事例が議論の対象として扱われたことです。
また、別の議員による発言の中で、私を一方的に問題視するような内容があったことについても説明しました。私が今回申告を行った目的は、議会としての対応について見直してほしいという点にあります。このような対応が繰り返されてよいはずがないと考えたためです。
非公開の場で誤解が広がる可能性がある一方で、反論すれば問題視される。そのような状況の中で、この問題を個人の問題として曖昧に処理してはいけないと考えました。
そのため、正式な手続きとしてハラスメント被害の申告を行い、事実関係の確認を求めることにしました。今回の出来事は、単なる個人間のトラブルではなく、
・どのような手続きで扱われるのか
・個人情報がどのように取り扱われるのか
・議員の立場によって扱いが変わることはないのか
といった点にも関わる問題だと感じています。
議会という組織がどのように問題を扱うのか、その仕組みそのものが問われている出来事だと考えています。
ところが、この記者会見のあと、議会ではさらに大きな動きが起こることになります。










