対象議員宛に公開質問状を提出
令和2年6月16日の一般質問で人権に対する問題提起を山口議員がされてから、当時の中島議長も、次の松木議長も、大塚議員に対する問題提起について、自ら議会内で調査を行うことは一切されませんでした。そんな中、被害者等の職員に配慮し、山口議員は非公開の中で事実を明らかにしようと動かれていました。
3回行われた調査報告から、事実確認や証言が出てきたことを受けても、まだ調査しようとは未だにされていません。代表者会議で私が「申し入れ」を出さなければならなかったのも、一向に山口議員の問題提起を議長が取り扱おうとしなかったからです。
これまで山口議員は、議長に言われるがままに従い、ただその手順を踏んでいただけであり、直接本人とも話をする機会を待っていましたが、「この件での話し合いには応じられない。」ということでした。このような流れから、「大塚のぶお議員への公開質問状」を提出する運びとなり、令和3年9月21日に質問状を出しました。
[公開質問状の内容]
1.大塚議員は、令和2年6月16日の本会議一般質問において、申出書(依頼書)の件を 質す中で、申出書の提出者が複数人になっている旨を発言されました。申出書の提出事 実を公表することについて、複数の提出者から同意は得られていたのでしょうか。
2. 個人情報の取扱いについては厳格な運用が必要でありますが、大塚議員は前述の一般質 問の中で、他の職員に本件情報を開示し、感想も聞いた旨を発言されました。この行為 は個人情報の取扱いとして正当と考えられていますでしょうか。
3. 大塚議員は、前述の一般質問の中でマスコミに向けても問いかけをされておりました。 且つ、本会議後に報道機関に対して記者会見を実施されたようですが、その際に大塚議 員が自ら入手した個別案件に関する情報を提供されることがあったのでしょうか。情報 提供をなされたのであれば情報所持者の同意は得られていたのでしょうか。
上記について、令和3年9月30日までに文書による回答を宜しくお願い申し上げます。 以上
対象議員から回答書を受け取る
令和3年9月30日に回答がきました。
[回答書の内容]
1.質問1、2に対して慎重に対応しており、問題ないものと考えている。
2.質問3に対してマスコミ対応はしたが、対応の内容その他、私が、マスコミとどう向き合ったかについてはお答えする必要はないものと考える。
<<たかおか知子の見解>>
質問状では、質問1、2に関しては「問題あるのかどうか」ということについて質問していたわけではありません。「合意はとれていたのか?」という、この一つしかない行動を「Yes」か「No」でのお答えを求めていました。
質問3に対してもですが、マスコミ対応を聞いているのではありません。「ハラスメント調査前に、その事案にかかわる内容を議員という立場で公表してもいいと思もわれているのかどうか?」こちらも「Yes」か「No」でのお答えを求めていました。
ハラスメント事案に関する内容を、記者会見されていたということが公文書で示されている限り、大塚議員がこれに関する事柄を公表していたことは事実であるため、この返答からは公表することに対して問題ないと思われていることに、こちらの見解としては、議員としてのモラルに対する自覚がないと判断せざるを得ないとなりました。
モコモコ通信ラジオ局で解説