取り扱われない議員への問題提起
「第三者調査委員会に関連する報告資料一式」を公文書公開請求した所、その中に、芦屋市ハラスメント調査委員会からの引き継ぎ資料にあたる「第三者調査委員会設置までの経緯」とう公文書が公開されていました。
👉第三者調査委員会内の配布資料『第三者調査委員会設置までの経緯』
ここに記載されてる情報は、第三者調査委員会の設置の基となる、ハラスメント事案の調査対象に関連する事柄です、大塚議員が記者会見を2回行い「職員のメモを公開」ということは、何だかの関係する内容を話していたという事実が浮かび上がりました。
内部調査資料の公文書に、この情報がないかを調べたところ、時系列で表している箇所に、同じ日付の「R2.6.16」と「R2.6.17」というのはありましたが、内容はマスキングされていました。
<<たかおか知子の見解>>
恐らくですが、上の2つが同じ情報だったとして、後で公開に至ったということがあれば、この情報が職員の担当課など個人を特定してしまうことがないと判明していたからではないでしょうか。調査が行われていくうちに、現在、市役所内で働いている職員を特定するものではない、ということが明確であったため公開に至ったということも考えられます。
この調査資料を最初に気が付かれたのは、公文書公開請求をされた市民の方でした。そのことを相談されたのが山口議員だったというわけです。記者会見の内容までは明らかとなっていませんが、行政側が内部調査を行う前に、大塚議員が調査対象となっているハラスメント事案に関連する内容を、記者に公開していたということは事実なのです。その行為こそが、市民の疑惑や不信を招くことにつながり、市の業務の妨げを行っていたという事実に基づき、公務に対する市民の信頼を確保できていなかったことになります。
このことは「芦屋市議会議員、及び、市長等の倫理に関する条例」の制定に関連して、議員の政治倫理についても問われることに繋がると、そう考えた市民の方と山口議員は、正副議長に対してこのことに関係する質問状をそれぞれが出されたのです。
議長へ問題提起してきた経緯
正副議長が、これまで山口みさえ議員からの問題提起に対し、どのような対応をしてきたかというのを「議事進行」してから「問責決議を提出する」までの1年4ヶ月の経緯をお伝え致します。
●令和2年6月16日の本会議で、山口みさえ議員が議事進行で問題提起をした
「事実確認ができていないことを、この本会議場で発言をなさるというのは不適切である」と、ここで初めて問題提起として上がり、中島議長のほうに整理が求められた。
↓
●以降、中島議長はこのことを代表者会議で取り上げることはなかった
令和2年7月27日の議会運営委員会で、事例研究として議事進行があった内容のみ読み上げて終わった。
↓
●芦屋市ハラスメント調査報告を待った
議員の言動に関係する調査はされていなかった。
↓
●第三者調査委員会の調査報告を待った
第三者委員会では、議員の言動については対象ではなかったため、調査されていなかった。
↓
●令和3年7月5日に、正副議長へ、議会で取り扱ってもらうよう問題提起をした
松木議長より「代表者会議での芦屋市議会ハラスメント指針の策定中」で取り上げると回答があった。
↓
●8月5日に、松木議長へ、大塚議員に対して質問をすることを議会内で実施していただきたいと求めた
↓
●8月12日に、松木議長から回答があった
「前例がないので話し合いに同席することはできないが、山口議員から質問が来ている旨は大塚議員にお伝えする」との回答があった。
↓
●8月13日に、松木議長から、大塚議員へ非公開で質問状が渡された
↓
●8月16日に、「大塚議員は、初めて見るので返事は後日という事でした」と松木議長からの回答があった
↓
●8月20日に、「おおむね山口議員の質問内容は理解したとの事だった」と松木議長から報告を受けた
↓
●同日に、 山口議員から大塚議員へ「直接2人で話をする場を設けてほしい」と伝えた
↓
●9月9日に、 大塚議員から返事をいただくはずだった約束の期限が過ぎても連絡がないので本人に問いかけた。
大塚議員からは「他の人に口外するのであれば、その質問には答えられない」との回答があった。
↓
●9月13日に、正副議長へ、代表者会議で大塚議員の質問状を取り上げてほしい旨を口頭にて依頼した
「議題である指針の中で発言してもよい」との松木議長の許可を事前にもらった。
↓
●9月17日に、代表者会議の議題である「芦屋市議会ハラスメント指針」の中で、発言の許可を求め挙手をした
傍聴議員の発言許可を、議長から事前にもらっていた山口議員の発言は認められなかった。
↓
●後日、松木議長へ、今後は公開での質問状にする旨を伝え、議長もそれに承諾された
以上のように、大塚議員に対して議会で調査を行ってもらうことを、山口議員がずっと求めてこられましたが、議長に取り扱っていただけなかったという結果が事実としてあります。こうして、代表者会議の中でも大塚議員から明確な回答はもらえないということがわかり、公開質問状に踏み切りました。
モコモコ通信ラジオ局で解説
・芦屋市議会ハラスメント防止にむけて[6]