外部委員によるハラスメント調査
先に調査結果が出ていた、芦屋市ハラスメント調査委員会の報告では不十分であるということで、外部の調査機関である「第三者調査委員会の設置」を求める議員提出議案第15号が、4名の議員により提出されました。
👉芦屋市ホームページ『市職員パワハラ問題について第三者委員会の設置による調査を求める決議 』
第三者調査委員からの報告
令和2年11月20日から設置された第三者調査委員会ですが、令和3年5月7日の全体協議会で議員に向けての報告がありました。
外部調査では、市の内部調査資料がそのまま引き継がれ、職員へ再度聞き込みも行われました。しかし、特別加わった新しい情報はやはり出てこなかったようです。
ただ、唯一両者の違いがあったのは、パワハラ認定の有無についての見解でした。内部調査結果では、申出書の件は叱責等のパワー・ハラスメントに該当しないということでしたが、外部調査結果では、申出書の件はパワハラ認定に該当するとなりました。
芦屋市ハラスメント調査委員会の結果は「申出書の内容は、あくまでも時間外勤務申請の却下であることは、申出書を提出した職員らも回答しているとおりであり、この内容だけではパワー・ハラスメントに該当しないと判断したこと自体は不適切とは言えない。」と具体的な訴えがなかったとしてパワハラと認定とはなりませんでした。
第三者調査委員会では、「日々の指導や支持によって、パワー・ハラスメント問題が顕在化するリスクを抱えるものであった。」として、「男性職員への叱責」のような、直接的な暴言の内容がなかったにしても、状況から判断してパワハラともとれる行為であるとパワハラ認定となりました。