一向に進まない元議員との事実確認
申入書を提出してから4ヶ月経ったけれど、未だに当該元議員とコンタクトすら取れていないという理由で、結論を引き伸ばしにされています。協議の場が、提出者の山口みさえ議員と私が出席できない代表者会議にうつり、正副議長に一任と代表者が認めた時点で、こうなるだろうということは、概ね私は予想がついていました。
一度は、12月6日の代表者会議で、「当該元議員が議会からの質問に応じないこと。」「決議文で表明した議員のハラスメントについて広く市民に周知できていないこと。」等を、決議文に関係する結果として、全戸配布される議会報で掲載するという話になっていました。代表者が12月19日の代表者会議までに、当該議員に送付した文章を見せることと、議会報に掲載する内容を用意することを正副議長に要望しお二人は承諾されていましたが、実際、会議の場になるとそれを拒否されました。
議会報に掲載したらどうかという代表者の意見もありましたが、正副議長は頑なにそれを拒み、年内に当該元議員と必ず会うのでそれまで結果を待ってほしいというようなことで「正副議長に一任したのだから」と自分たちの考えを押し切ってこられたのです。
代表者会議で、議会として決着をつけることを先延ばしにされたことで、次の日の20日の議会報編集委員会で協議に間に合わず、今期の議員最終の議会だよりで市民の方へ報告するということができなくなりました。それもすべて正副議長はわかっていての段取りだったと言えます。
行政には「時間がかかりすぎ!」「市民に公表しろ!」と何かと強く言ってこられた方々が、自分がそれを求められると言い訳ばかりでやっていない。「間違った情報があるならそれを正し事実を公表する」と言うたったこれだけのことになぜ躊躇するのでしょう。
代表者会議で意見できない代わりに
次の日、代表者会議で意見を述べることができなかった無所属会派の山口議員から「ハラスメント問題に関する申入書について」が全議員に配られました。私もこの意見を拝見し同意見でいます。
「我々議員に周知すると言った内容と、実際の行動のものは違っていたのは事実なのか?」これを聞くだけのことに、なぜ何ヶ月もかかっているのでしょうか。もし相手が議会を無視したり拒否しているのであれば、そのままの事情を市民に報告し、事実確認に応じてもらえなかったと伝えることの何がまずいのでしょうか。協議では、ほぼ、代表者の中で2月配布の議会報に掲載することを同意していたのに、なぜ正副議長がそれを止めるのでしょうか。私にはさっぱりわかりません。
仮に、相手が何らかの法的手段で公人ではないと訴えに走ってきたとしても、それはお門違いであって、当該元議員の方が過ちを犯している事に対して謝罪しなければいけない立場であるという紛れもない事実があり、約束を反故にされている議会側がそれに怯む必要はありません。しかも、公人の時に関することで議会からの質問に応じないというのは、私人だからとか関係なく議会軽視であり、どう考えても当該元議員の方が訴える立場ではありません。
しかも我々は議員として公務の中でコンタクトをとっていることなので、議会を訴えることになりますので個人扱いにはなりません。むしろ、自分の失態を自ら世間に広めることになるので、当該元議員にはデメリットが生じるだけというのはわかりそうなものなのですが、怯む理由はこちらには全くないにもかかわらず対処してこなかった所をみると、はじめからこの件を有耶無耶にしてもいいという思いが、正副議長にあったのではないかとそう取れました。提出者だけでなく他の議員からの信頼が失われても仕方がないと今では感じています。
こうして、松木議長、青山副議長の判断で、議会だより(2月発行)で報告するチャンスが奪われました。今期の議会の議員メンバーで決着をつけるには何だかの文章で配布する必要がありました。決議文で表明していた「議員のハラスメント問題について」市民の方へきちんとした説明を報告する義務を果たしてほしいと私は思います。
これまでのおさらい【関連する話】
👉たかおか知子HP『芦屋市議会ハラスメント防止に向けて【#16】辞めた議員と議会との約束』
👉たかおか知子HP『芦屋市議会ハラスメント防止に向けて【#17】問責元議員の謝罪の周知は⁉』
👉たかおか知子HP『芦屋市議会ハラスメント防止に向けて【#18】正副議長に一任された申入書』