長時間続いた提出者への質問
令和3年第3回定例会 ー 10月8日 本会議が行われ、議員提出議案第25号『大塚のぶお議員に対する問責決議』が審議されました。審議結果については、同サイト内の下記にてご報告しております。
👉たかおか知子ホームページ『【議員提出議案】議員に対する問責決議』
提出者女性2名の議員に対し、質疑された方は11名、うち反対された議員の方は全員質問に登壇されました。質問は一人3回までであり、一回の質問項目は何個もあり「繰り返しになりますが」というような、重複する質問も続きました。こうして11時半に始まった質疑は、18時頃までおよぶ長時間かけての答弁をすることになりました。
【これから議会中継録画をご覧になる方へ】
録画をご覧いただく際には、
また、私がお勧めさせていただく下記時間の場面はお見逃しなく是非ご覧いただければ幸いです。
●4:57分過ぎからの中村亮介議員の質疑
●5:18分過ぎからの中村亮介議員の討論
●5:25分過ぎからの大原ゆうき議員の討論
👉芦屋市ホームページ『議会中継(定例会令和3年10月8日)』
👉『議事録(定例会令和3年10月8日)』
これから調査が必要な疑惑が浮上
大原議員からの質疑で、公文書の「第三者調査委員会設置までの経緯」の中で、まだ解明されていない新たな疑惑についての真相解明の問題提起が出されました。このことは議会として疑惑が発覚した以上、今後は特別調査委員会、または第三者調査委員会などの設置を検討し、引き続き調査して明らかにすべきことであると要望が出されました。
●疑惑について
→当該議員が、記者会見を行い「職員のメモ」について何だかのハラスメント事象について話していたことが、第三者調査委員会の中で報告されていました。そのことが示された公文書により、これが事実の行為であったことが明確となりました。調査により、万が一翌日の新聞報道で記載された内容と、同じことを当該議員が公表していたのであれば、議員の立場としてあるまじき行動だと、更に問題提起せざるを得なくなります。
●伊藤市長に対する問責決議文に不明な点
[議員提出議案第24号伊藤舞市長に対する問責決議文より]
(1)市長は議会から最初に指摘のあったこのパワハラの存在を、新聞報道で知ったと発言し続けているが、これは議会軽視につながるものである。
→しかし、議員から一般質問で最初に指摘があったのは「申出書」のことだけであり、新聞報道で男性職員がパワハラの存在を述べた内容は、市役所内で調査を求めていた形跡はありませんでした。よって、市長は新聞報道で知ったというのは事実のことでした。
(2)副市長が申出書の存在を加害幹部に漏らすという行為も被害職員の不安を増長させ不信を招く対応であり、市長に任命責任があると言わざるを得ない。
→被害職員とされる申出書提出者は、加害幹部を含む話し合いの協議により、根本的な時間外勤務の問題解決を求めていました。よって、調査対象職員に副市長が話したことは漏らすという行為ではなく、関係者に事情をヒアリングしなければ状況が進まないことであり、提出者の望む対応でもあったこともわかります。
[第三者調査委員会の報告書より]
副市長は、部下の指導方法について、改善を求め、その際、申出書の存在を伝えた。本件申出書の存在を知ったA(調査対象職員)は、X課職員に対し、副市長から申出書の存在を聞いている旨話した。このような副市長の対応は、Aを通じて、さらにX課職員の不安を増長させ、その行動を萎縮させる結果となっており、その対応は不適切であったと言わざるを得ない。
→第三者調査委員会の見解は「単に、Aに声を掛ける程度の対応では不十分だったということで課員に対しても不信を招く対応であった」という判断をされたようです。私としましても、やはりこの事象は申出書の存在をAに伝えずには、全体の勤務環境の改善に繋がらないと考えています。よって、この時の副市長の対応は、Aに対して申出書の存在を漏らしたことが問題というのではなく、その後、Aが課員に対して申出書の件を直接話してしまったという、その行動を未然に防ぐことができなかったことに対して、もっと慎重に話すべき必要があったということだと判断しています。
モコモコ通信ラジオ局で解説
👉stand. fm『モコモコ通信ラジオ局【報告の時間#21】』
芦屋市議会ハラスメント防止に向けて[11]
👇これまでのあらすじまとめ👇