非公開の議事録を公文書公開請求すると
弁護士資料に必要な議事録
代表者会議の議事録の開示請求がきたのは初めてのことだそうです。考えてみれば非公開となっている会議が実際に行われていることを知っているのは議員だけなので、市民の方がその会議があることを知らされていないわけですから、いつ開かれているかもわらかない会議の議事録の公開を求めることは思いつくはずがないことでした。
開示を求めている議事録は、議会に係るものなので、芦屋市議会情報公開条例施工規程によると公開の可否等は議長が行うことに定められているようです。
最終決定は議長にあるようですが、代表者会議の会議録について公文書公開請求が出された場合、代表者会議の会議録の公開範囲は、代表者会議で協議し決定される
会議ではまず以下の正副議長案が出されました。
これが出席者に配られたのですが、なぜか傍聴議員には配られませんでいた。会派代表が出席していますが案を見るのはこの時がはじめてです。代表者一人で決めれるものではありません。他の会派の人にも相談せず幹事長が決定していいのでしょうか。また、意見を述べることが許されていない無所属会派の議員は、その案を確認することもできない状況でした。この対応にはさすがに、他の議員から正副議長に対して指摘する声がありました。
その後、無所属会派の議員にのみ追加で配布され、他のメンバーは同会派代表から見せてもらうということになりました。ハラスメント被害の調査対象の話は、5ページの左下からの松木議長の発言からとなりますが、見事に全部黒塗りとなっていました。殆どの出席者が、「公開してもいい部分もある」と言う意見を出されていいましたが、最終的に松木議長、青山副議長の案のまま、変更されることはなく開示する公開範囲が決定となり、後日それが私のところに届いたというわけです。
このように黒塗りの部分について「部外者への調査が必要になった場合、弁護士等へ資料として提出する時が必要となれば、持ち出しはどうなるのか?」ということを代表者会議で確認してもらうと、事務局長から「議長権限で黒塗りの公開の可否は決めれる。」ということでした。結局、調査されなければいけない行為者となっている松木議長の判断で、第三者の弁護士に議事録を見せるも見せないも決定する権利があるということなのですね。全部黒塗りになっているのを見た私には、必ずや私的な自己都合で判断せず、公平な立場で決定されるは思えないというのが正直な感想です。