議長の司会進行に「異議あり」が飛ぶ
ひとつやふたつのことぐらいなら私も聞き流しています。しかし、何度も不審点が積み重なると、どこかで問わなければいけないのではないかと私は考えました。この疑問は私だけが感じていることなのかと思いましたがそうではありませんでした。令和4年12月の本会議で3日にかけ一般質問が行われましたが、その中で、議長の進行を指摘する議事進行にあたいするのではないかということがありました。いくつか事例をあげたいと思います。
(1)名前を指名するタイミングが早い?
私は初日の1番目に質疑をしました。この時、私はあるやりずらさを感じていたのです。後に一人の議員さんが、私が感じたそのやりずらさと同じ思いをされていたことを知りました。「やっぱりそうだったんだ。」と、その時私が実感した思いは間違っていなかったことを確信しました。
議員は挙手があってから名前を指名されますが、松木議長は質問席で議員が挙手をしていないのに、先に発言の許可を出していたのです。これは私だけでなく他の議員もそのような対応だったみたいです。先にあてられたことで、時間の余裕が持てず焦ることに繋がりました。決められた質問時間内で質疑をしないといけない我々にとって、答弁を聞いてから自分のタイミングで手を挙げるというような、数秒でも一呼吸する間は大切なのです。
(2)質疑が終わった後の質問がなぜ許可された?
松木議長と同会派の米田議員が一般質問を行った際、5分ほど時間を残し「以上で一般質問を終わります。」と言われました。一旦終わりを宣言された後に、当局側から、発言をしたい箇所があったということで挙手があり補足説明をされました。すると、質問席の議員が「画像を見せるのを忘れていた、時間があるので提示してもいいか?」と要望されたのです。
それに対し、松木議長はためらうことなく質問を再度許可しました。
本来であれば、一度一般質問を終了したのですから、その後に発言を許すというのは秩序を守る上でも、進行としてあり得ないことだったのではないでしょうか。
(3)挙手があるのに当局側の答弁が却下された?
女性の山口議員が一般質問を行った際、予定時間を数分過ぎてしまったところで質問を終えました。その後、質問に対して当局が答弁をしようと挙手をしていましたが、議長はそれを許可しませんでした。質問者が時間を少しオーバーしてしまっていたのは事実ですが、それでもその質問に対し回答を得るという権利はあるはずです。それを議長が遮るというのは非常に不公平感が残りました。
こちらについては、同会派の長谷議員から、答弁を許可しなかった議長に対して指摘する議事進行が実際にありました。
【上記の事例に関連する一般質問の中継動画】
一般質問では、議長の進行によって伝わり方も大きく影響する場合があります。時間配分を気にしながら質疑をしなくてはいけないので、尚更、議長の判断は重要だということです。
以前、こんな事例もありました。私は予定時間1分前に「時間が迫っていますのでまとめてください。」と松木議長から注意を入れられたのです。それを受けて本会議が終わった後に私は「こちらは時間を把握して質問をしています。数分でも惜しい時間の瀬戸際にあのように議長によって質問時間が奪われてしまったことで、予定していた発言が狂いました。」と、事務局長にこのように伝えました。そして、今後はそのような事がないようにお願いしたことがあります。