一般質問での個人の主張は自由
定例会において、議員が市の施策の状況や方針などについて、報告、説明を求めたり質問することを一般質問といいます。一般質問とは、議員が個々の質問時間(40分)を許されているものです。※当市議会では答弁の時間は含まれません。一般質問は、議員一人一人が、課題として感じていることや、日頃の皆様の声を拾い、特にその中で選別して絞ったものを項目としてあげて選んでいます。なので、会派を代表する質問ではなくテーマは議員個人が決めれます。
中には質問内容も分担している会派もありますが、基本的には同じ会派だからといっても、議員個人の政治理念に基づくためのこだわりを主張すればいいと私は考えています。同じ会派だと言っても個々の議員としての市民から受ける相談はそれぞれ違いますし、考え方の不一致も当然あります。だから私は、個々の議員が取り上げる一般質問はすべて議員個人の主張だと思っています。
議員が活動の中で、日頃どんな事を市民の皆様に代わり行政に伝えているのかを芦屋市ホームページの市議会よりネット配信もしているのでご覧いただくことができます。一般質問では、議員個人のいろんな考えが様々であることがわかります。私も聞いていると「そうそう」とうなずく時や、「それは違うな」となる時と、捉え方も両極端になることがあります。市民の皆様もいろいろな思いを抱きながらご覧いただいているのではないでしょうか。
努力が報われるための働き方改革
例えば、他の議員の一般質問で「市職員の責務と労働環境について」を取り上げられていた時のことです。職員が足らないのに人員削減を?定時で仕事を終らせるように?そんな主張を聞いていた時の私は、逆のことを考えていました。
それでなくても人手不足で役所の仕事が回らないように私には見えていからです。この議員が言われるように、超過勤務を気にして仕事を分け合う云々は、職員間のやる気の姿勢と成長の差が生まれるような気もするので、言われるように管理するのは本当に督促なのか疑問でした。
労働時間を取り上げるよりも、仕事量に見合った報酬がないから不満が生まれるということはないのでしょうか。個人が努力していることを評価することも大事な要素であると私は思っていたので、ちょっとピンときませんでした。たしかに、民間と公務員は考え方が違うかもしれません、ただ「市政は経営」と言う考えの自治体も近年増えてきました。
コストを抜きに考えて、人間の良さはAIとは違い想像力を働かせたり、アイディアとか知恵とかそう言う事を求めたりできるところでもあります。何より庁内の士気の低下は、1番大事な市民サービスの低下に近づくんではないかと感じているからです。そんな人間味のある能力が認められ評価されることで、個々の仕事にやりがいが生まれ、市民の満足度が高まっていくというそんな働き方改革になれば良いと個人的にはそう感じています。