前触れもなく辞職した議員のこと
5月30日に行われた副議長の所信表明で、2名の立候補者に対し、私は質問を投げかけました。市民への説明責任として議会が果たさなければいけない義務が残っている問題について、副議長候補者はどのように対応していくのかというのを確認しました。この訂正されなければいけない大事な内容に一番に関わっていた当事者議員が、辞職をされた大塚のぶお氏でした。
副議長の所信表明の様子は、下記のブログにてお伝えしております。
👉たかおか知子HP『芦屋市議会☆新人議員の本音シリーズNO.38
自らの過ちの反省を述べられたことによって、議会から「ハラスメントに対する決議文」が出されましたが、その後、まだ説明されていない当事者との事実の解明や、市民への説明責任、また、個人の処分についてもこれから「議会内で明らかにするため進めていく」という決意を、2年目も副議長となられた青山議員に確認した矢先のことでした。この時は、まだ辞職されていませんでしたのでご本人も出席し、私が質問した内容も聞いていたはずです。
個人だけの反省ではなく、全会一致で決議文を可決させたのは、これまで当該議員の言うことに賛同した周りの議員も、被害を大きくし長引かせた原因をつくていたと言えるからです。辞職した当該議員に過ちを早く気づかせることができていいれば、状況はもっと変わっていたのではないでしょうか。私は、ずっと公の場で忠告の意味を込めて何度もこの件で指摘し、議会を修正すべく手を差し伸べてきたつもりです。他の議員からも忠告はあったはずです。
早く認めて歯止めをかけたかったけれど、そう言う思いが届くにはとても時間がかかりました。しかし、ようやく芦屋市議会を正常化するために動き出した決議文でだったのですが、このような形で本人の辞職によって、なんとも後味の悪い急展開を向かえました。
このまま無責任と取られても仕方がないこのような決着をつけるというのなら、一度は公人として選ばれた人が途中でこのように投げ出したと言うことを、私は決して忘れることはないと思います。