市民に秘密会で行われる話し合い
そして、会派に入っていなければ、代表者会議で意見をすることはできませんので、会派に属していないというだけで、問題提議や協議に参加できないというわけです。結局のところ、意見の配分的にパワーバランスに差が出ている気がしています。司会を務める立場の正副議長だと言っても意見は同じようになさいますし、むしろ意見と取りまとめるという決定権があります。なので、そこでいろいろ大事なことが決まるっていうのもどうなのでしょうか。
例えば、みんなで航海に出るとします。会派に属していない議員は船をもらえない状態、2人会派はイカダ、3人会派はボート、会派の人数が増えるほど船の条件はよくなります。「よーいドン!」で一度に競争して、先に目的地についた船が次の目的地を決めれるという権利があるとしましょう。大型船の方が条件が良いに決まっていますよね。だから、競争する前に与えられた条件によって、有利なことが既に決まっていることになります。対等な立場で意見できるようにするには、条件の良い船を持つために会派を組むしかない、そんなイメージです。
そういうことがあるので、議会が合理的じゃないと私が感じてしまうところでもあります。だから、芦屋市議会が会派制をとっていることや、代表者会議のやり方についても、以前から疑問を感じているのです。会派に入っていなければ、議会の決定権がないってことになります。
そんな代表者会議ですが、3人会派の幹事長になった私は、そこに出席して意見する立場になれました。まずは、会派に入り同じ条件で配置につかなければ、議会改革も難しいということなのですね。