市民の相談、ちゃんと伝わっているの?
私がご相談を受けるケースでは、市民が問い合わせても返答がない、または意思が適切に伝わらない場合がとても多く、議員が介入することで初めて状況が明らかになり、意図したメッセージが伝わることがよくあります。このような状況は、所管課の対応が不十分であり、市民の方からすると蔑ろにされているとお感じになる原因となっています。2期目がスタートしてから、私が相談を受けるケースがたまたま多いのかもしれませんが、最近の市民ニーズと行政の対応の不一致は、「あり得ない」と感じるほどで、これが、1年間の印象です。
市職員が市民の声に柔軟に耳を傾け、適切に対応できるような職場環境の背後には、経験豊かで信頼できる上司の存在がありました。市職員が市民のために柔軟に対応できる環境は、経験ある頼れる上司が最終的に支援を提供することで、市民の信頼を得る上で重要な役割を果たしてきたからです。この点が、市民からの信頼を得る上で極めて重要だったと考えています。
しかし、庁内の伝達や連携の欠如が明らかになっていると感じようになったのは、経験豊富で意見をしてくれるベテランの上司が少なくなっていることもあると思います。市民の話をじっくり聞くことで理解を得られることが多いにもかかわらず、先入観で聞いたり、情報伝達が不十分であったり、対応が不完全であることが原因で、しばしば誤解が生じています。人の意見をしっかりと聞き、納得する能力を持つ人材が減少している現状では、市民サービスの質はどのように変わっていくのでしょうか。
なぜ市民の相談が解決できないのか?」その遅れの背景には、行政内の伝達の不足や、所管課間の連携の欠如があります。モコ議員は、客観的な第三者の立場からそのように捉えています。
「お困りです課」という名前があったこと知ってる?
こちらを頼りに市民の声を届ける方も少なくない中で、開設当時にはコンセプトがありましたが、それを市民に浸透させてきたことの行政対応はどうなったのでしょうか。方針を変えるにしても変えてないにしても、市民へは明確に伝えていないままフェードアウト状態です。