小中学校での学級閉鎖が増えてきましたね。
「学級閉鎖と学年閉鎖はどう違うのですか?」というお問い合わせがあったので、確認させていただきました。
学校園では、新型コロナウイルス感染症対策ポイントマ
などというような条件を満たしているということで、感染対策ができている場所ということになりますので、学級閉鎖となるのは、感染している陽性者がわかった時点で、クラスでの濃厚接触者のPCR検査を行うまでの間です。芦屋健康福祉事務所の
濃厚接触者と判断される定義は、新型コロナウイルス感染症のPCR検査等で陽性となった者と、感染の可能性のある期間(症状が出る 2 日前から入院等になるまでの期間)に接触している、または、患者が接したものに直接触れた可能性がある者にあたります。
もし、学校園にこのポイントマニュアルがなく、感染対策が万全でないという判断をしてきていたとしたら、濃厚接触者が陰性の場合は、10日間(以前は2週間)の健康観察のため、不要不急の外出禁止となってきます。そうなれば、濃厚接触者の陰性者が10日間学校に登校できなくなるので、今の学級閉鎖の頻度どころではなかったかもしれません。
学年閉鎖となる場合があるのですが、これは感染者との接触した範囲がクラス単位ではなく、境目がないということであれば、PCR検査をする濃厚接触者の範囲が学年でとなるようです。これが学年閉鎖です。
また、インフルエンザの学級閉鎖のように、欠席者(陽性者)が増えて通常の授業に支障がでてくるようであれば、出席できる生徒が増えるまでの学級閉鎖、または学年閉鎖となることがあります。
徐々に、変異株の性質も重症化率が低い傾向にあることが明らかとなっています。流行り風邪とまではまだ安心できないかもしれませんが、どんなウイルスも手洗いうがいで防ぐことができます。また、個々の免疫力によって、ウイルスに接していても感染しない人はしていないと聞いています。
当たり前のことになりますが、栄養、睡眠をよくとり、適度な運動をして免疫力を高めるようにするとよいですね。お子様の健康管理にお気をつけください。
👉たかおか知子HP「学校園における新型コロナウイルス感染症対策ポイントマニュアル」