pagetop

BLOG活動ブログ

報酬が下がれば活動レベルも下がる – 新人議員の本音 NO.80


ボーナス引き上げの人事院勧告

皆さんは「人事院」をご存知でしょうか?人事院は、全国津々浦々様々な場所で日々仕事に励む多くの国家公務員を支える、いわば行政の共通基盤である国家公務員制度の企画・実施を担う、中立・ 第三者機関です。具体的には、給与等の勤務条件の改定等を勧告する立場を担っており、国民から信頼されるより良き行政の運営を確保することが、人事院の使命なのです。

人事院のホームページでは以下のように掲載されています。

『人事院の給与勧告とは、労働基本権制約の代償措置として、職員に対し、社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり、国家公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させること(民間準拠)を基本に勧告を行っています。人事院は、国家公務員の給与等勤務条件の決定について、法定すべき基本的事項は国会及び内閣に対する勧告により、具体的基準は法律の委任に基づく人事院規則の制定・改廃により、その責務を適切に果たすよう努めています。』

毎年、人事院勧告に基づく給与に関する議案が自治体で出され、令和4年12月議議会でも総務常任委員会で以下の議案が付託され採決されました。

・第63号議案「芦屋市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
・第64号議案「芦屋市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」
・第65号議案「芦屋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」
 

上記3つの議案は賛否が分かれましたが、私はすべて賛成しました。第65議案の特別職の期末手当の引き上げのところで、物議を醸しているようですが、議員が自分の期末手当の引き上げに賛成することは、市民の方の見え方としては良くないようにうつるのでしょうか。しかし、私はこの議案が否決になるとわかっていても賛成していたと思います。特別職の報酬は人事院勧告に準拠する必要があって良いという考えです。

反対された議員の討論を聞いていると、未だ続くコロナの影響や、昨今の物価高騰に対する「市民と痛み分け」ともとれる言い回しが使われていました。しかし、慣例して人事院勧告の期末手当は、上がることもあれば下がることもあります。私は人事院勧告を否定する事と痛み分けはまた別の話だと切り分けて判断させていただきました。

引き上げに賛成した議員は、金額的には大きくない上がりだとしても、自分で自分の期末手当の報酬が上げられている議案に賛成するのですから、市民からは印象が悪くうつるのも当然かもしれません。私が世間の評価を恐れる議員であれば、物価高等の厳しいご時世なので、賛成すれば「自分たちだけ良い思いをして」と言う見方をされ兼ねないことを予測し、批判を避けるために反対を選んだかもしれません。

ただ、後々の事も考えて人事院勧告を受け入れるという体制は崩してはいけないと考えています。一旦手元に支給される額を削減等で支援する事であれば、明確に使い道が示せますが、今回の場合、制度の秩序を崩してまで単純に何でもかんでも身を切る改革のように、報酬を下げれば良いというようなものでもないと感じています。
 
税金から報酬を得ている議員として、市民の家計圧迫に対する何だかの措置を講じるのであれば、人事院勧告を反対という形ではなく、市民に還元することを目的意識として明確に示す手段を選びます。議員提出議案により議員自ら報酬の減額措置を講じたように、「捻出された財源を市独自のコロナ対策及びコロナ収束に向けた発展的事業 に活用されることを求める。」と明記し目的を明確に示します。
 
使用目的もなく特別職だからという理由だけで反対というのと、下記の請願のような措置で報酬の減額をするのでは意味合いが別の話だと考えています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

本音隠して良く見られても意味がない

志ある議員がいつからか自分の本音を隠し、「本当はこうする方が良いのに。」とわかっていることであっても、他人からの見られ方ばかりを気にするようになるがゆえに、自分の信念が貫けなくなってくるということはないでしょうか。上の議案で反対討論を聞いていると、中には議員が本音を隠し「ええかっこ」だけの判断で、反対になり下がっているように私には感じられたからです。

その判断は議員として自治体を本当に良い方に向かわせているのでしょうか。会社を運営するのと同じで、市という組織を運営するということは、中の働く人たちの環境も良くしていかなければいけません。その状況を外の人に判断していただく上で、言わば株主と同じような市民の方へ理解してもらうことも必要ではないかと考えています。

企業に例えるなら会社のボーナス評価に対してそれを自ら拒否するということは、「自分は仕事をサボっているので気が引ける。だから受け取る資格がない」と言っているようなものだと感じています。通常よくあるのは、「自分の仕事をもっと高く見てほしい。だから報酬ください。」という働き手がほとんどではないでしょうか。

考えてみれば、務めていて自分が報酬に見合う仕事をしていると誇れるならば、自ら給与を上げないでほしいとは言わないはずです。自分の仕事量に対する報酬に引け目を感じていることがあるなら別ですが。

こんなことを言っては何ですが、地方議員はまじめに活動すればするほど、出ていくお金も時間も増えます。 また、特別職である公人は、プライベートや批判など、私人とは違うリスクを背負いながら務めているということに直面することが数多くあります。中には特別職だからと言う事で公務員とは違い法的に守られていないと感じることだってあります。果たして特別職だけ良い思いをしている条件になるのでしょうか。

議員がみんな本音を隠して、市民の批判が怖いがために報酬の引き上げの議案に反対することが、返って自分で自分の活動の幅を狭めることになるのにと、個人的にはそう感じています。これでは真面目に活動する人が少なくなり、逆に適当になったり、不正をしたりする人が現れる状況をつくりだし、議員の印象が悪くなる一方です。
 
多くの議員は常に市民の方を有権者として見ていて、選挙を意識して自分の保身で賛否を決めるところがあるように感じています。自身が関係していることになると、報酬の審査の場合などは、市民に叩かれたくなくて本音が言えてないことになります。本音隠して自分を良く見られようとしても良い方向に市を導けるわけがありません。
 

議員のなり手と報酬の考え方

私は別の視点として客観的に議員の報酬を捉えています。政治家は、悪い面ばかりが問いただされていますが、議会の質を高めたければ「議員になりたい。」と思う方の層を広げる必要があります。誰が議員になってもいいように考えた時、報酬が下がるということは、ある意味で素晴らし人材のなり手の可能性を遠ざけ議員の魅力と価値を仲間の手でどんどん下げていることに関係してきます。

今のような判断ばかりする議員がいる状況では、女性議員を増やすなど到底無理な話ではないでしょうか。女性で家計を支えられるぐらいのすでに収入のある優秀な方が、現状のライフスタイルや人生を天秤にかけてまで議員になる道を選ばない気がします。その生活を顧みずよほどの熱意と覚悟を持って選挙に出ることになるからです。

この議案に対し私が賛成した大きな理由は、引き上げの評価の議案を否決するということは、人事院を否定することであり、議員の仕事の価値を下げてもいいと自分で認めているようなものだからです。後々の議員のなり手の事も考えずに自分の立場をよく見せるためだけに、判断をしてはいけないと良く理解した上での決断でした。

議員になったからには、これからも言いにくいことや批判されるとわかってるようなことでも、広い視野で考え抜いて正しいと思うことには勇気を持って賛否を決断していきます。その考えが受け入れられるかはわかりませんが、私は自分が出した結果に責任を持ち続けます。

 

<<【NO.79】   【NO.81】>>

新着活動ブログ

      1
2345678
23242526272829
3031     
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
       
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
       
    123
11121314151617
18192021222324
25262728293031
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28      
       
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
       
    123
45678910
25262728293031
       
  12345
6789101112
20212223242526
27282930   
       
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
       
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
       
       
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
       
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
       
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
       
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
       
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
       
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829 
       
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
       
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
       
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
       
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
       
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
       
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
       

アーカイブ

カテゴリー

CONTACTつなぐ

皆さんの声を市政に届ける
橋渡し役をさせてください

当たり前だと思われている⽇常の中で、
仕⽅がないと諦めなければ、良い転機が訪れます。
⼀⼈⼀⼈の想いが重なり、答えが⾒つかる市政をつくるために、
意⾒を届ける架け橋になれるよう、皆様の声をお待ちしています。

応援してください!
よろしくお願いします。

後援会はこちら
たかおか知子
芦屋市議会議員

たかおか 知子TOMOKO TAKAOKA

Mokosoft株式会社を設⽴し代表取締役に。第⼆⼦を出産と同時に芦屋へ。
町内の課題にぶつかり、初代⾃治会⻑になることを決意し3年間務める。
地域での課題解決を⽬指し、⾃治会ブロックの南芦屋浜地区会⻑を兼任し
市内全域へ活動範囲が広がり、芦屋市⾃治会連合会の副会⻑も兼任する。
2019年芦屋市議会選挙に無所属で出⾺し当選。芦屋市議会議員の1期⽬。

LINE Instagram Facebook Twitter stand.fm