流山市への行政視察(第一章)
先手必勝!念願の行政視察が実現
議員になる前から注目をしていた都市がありました。千葉県の流山市です。流山市は、転入超過数も2016年から政令市を除けば全国1位を達成され、行政視察先としても、とても人気がた高い自治体へと成長されていました。
流山市が日本国内のみならず海外からも好事例として注目を受けている理由は、「市政は経営」であるという信念のもと、 マーケティングを進めてきた成果の結晶である、「流山市 ブランディングプラン」です。私はそこに関心を持ち興味がありました。一度は議員として行政視察に行ってみたいと兼ねてから考えていたのです。
そこで、6月ごろに会派視察先として流山市を提案してみました。会派のお二人は承諾してくださり、計画をたてることにしたのです。ただ、せっかく行くならば、他の議員の方にも良い刺激になると思ったので、お誘いしてみたところ、日本維新の会のお二人と無所属会派の山口議員から、「行ってみたいですね。」とお声をかけてもらえました。会派あしやしみんのこえだけでなく、他会派の方とも一緒に会派視察に合同で行くことにしました。
ところが、7月に流山市議会事務局へ連絡していみたところ、コロナの感染拡大防止のため、しばらく行政視察の受け入れをされていなかったようでした。我々が視察を希望していた10月の予定を発表しておらず、決まり次第「行政視察受け入れのご案内」のページで案内がなされるということでした。
受け入れは一日一団体とうことで、きっと、他の市議会からの競争倍率が高そうという予感がしました。8月に入りホームページをチェックしていた私は、ようやく行政視察の受け入れが実施されることを知りすぐに連絡を試みました。日程は全員の予定を確認し10月27日を希望しました。
今回の流山市への行政視察では、兼ねてから私が考えていた二つの希望が叶いました。一つは子育て世代の定住に人気が高い流山市を行政視察先に選ぶことでした。若い世代と子どもの人口が増え、人口増加率が2017年から全国の市の中で1位となった、市役所の活動を見学させていただきたかったのです。
議員派遣と政務活動費の違い
ところで、議員派遣と言ういわゆる行政視察には主に決められたメンバーで行くことが慣例としてあります。委員会(民文、建設、総務、議運、)そして会派別の行政視察です。これまでの会派視察は、議員派遣で訪れることが決まっており、必ずといっていいほど会派のメンバーに限られていました。党派を越えて気の合う議員の方と同行することは中々難しいようでした。
議員派遣では、視察先を2つ選び2日に渡り一泊で予定が組まれることになっており、議会費として予算がつきます。だから議題にあがりますし、報告書も提出することが義務付けられています。議会費からは、議員派遣で使用する、宿泊費15,000円、日当3,500円(交通費、食費支給あり)という経費がでます。
行政視察の決め方についてですが、議員はいつもこの議員派遣を行うことが前提で、視察先を決めているように感じました。なぜなら私には次のようなやり取りに感じていたからです。
視察先は千葉県ということもあり、日帰りで帰ってこれる距離でもあったことから、2つ目の視察先を選ばすに、宿泊費や日当の経費を出さずに政務活動費で計画をたてることにしました。
行政視察先への質問項目については、予めお渡ししておりました。
【流山市への行政視察(第二章)】へつづく…