■ 横から割り込みする発言はダメ
議会は、挙手制で議長や委員長に指名されて初めて、マイクをオンにして話すことができます。つまり、発言許可がいるのです。
ただ、マイクがオフの場合、外野から野次やぼやきなどが聴こえてくることがありますが、それはまだ寛容とされる部分かと思います。私は、少々ヤジがまわりから飛ぶぐらいは、活気があって良いと思う時もあります。間違いを指摘している声も聞こえてくる時があるからです。
しかし、指名されて発言している人がまだ意見の途中で、横から割り込み、発言者に被せて自分の意見をマイクオンで話し始める議員に対しては寛容にはなれません。
そんな出来事がありました。6月の全体協議会でのことです。事務局職員から提案が上がりました。最初の説明を聞く中で、今後どうしてほしいのかがわかったので、私は黙って聞き終えるだけで留まっていました。
ところがその後で、別の議員が質疑をしたところ、なぜか職員はさっきとは違う内容を話し始めました。言っていることがさっきと変わっていたので、「あれ?一体どちらをすればいいのか?」ということが私の中で明確ではなくなりました。
■ 副議長が割り込んできた場面
事務局の課長が代わり、これまで引き受けてきたことを見直した結果、今後は対応しないということが出てきました。変更させてほしいという事務局側からのお願いだったのですが、お願いであれば、今後どうしてほしいのかが相手にしっかりと伝わらなければ意味がありません。
事務局職員の説明が、初めに言っていたことと後での話が変わっていたため、認識のズレを感じた私はそれを確認しようと発言許可を得ました。ところが、私が話している途中で、青山副議長が挙手もせずにマイクオンで話し始めたのです。進行は松木議長ですが、発言は止められることはなく副議長は言い続けました。
発言の内容は「自分はわかる、何でこんな事もわからないんだ、職員を糾弾している」というようなことで、私の発言を批判しているようでした。何を言い出すかと思えば「糾弾」です。わからないことを確認しているのに、まるで「職員を責めるな」とこちらが悪いというような物言いでした。
正副議長は議題提案者で、事前に事務局職員からも話を聞いている立場だから理解していても当然のことです。しかし、この時の職員の説明は明らかにその場で聞いていた人全員には、ちゃんと伝わっていませんでした。
■ 質疑を封じる言動への疑問
「どうしてほしいのか?」ということがころっとその場で変わり、議員側がどう対応すれば良いのかという確認が必要となってきました。副議長のとった言動はその質疑を封殺する行為ともとれます。
議員が職員と意思疎通を図るために尋ねていることを、まるで恫喝しているかのような決めつけた言い方をしてくるあたりなど、やたらと職員を庇おうとしていることの方が私は気になりました。議員側からすると、これまで職員が引き受けていた仕事を、それに従ってやってもらっていただけのことです。こちら側が身勝手に強要していたわけでもないはずですからね。
議長は注意もせず黙って見ているようだったので、私の方から副議長には、「ルールを守って発言許可を得てから話してください。」とその場でお伝えさせていただきました。副議長だからといっても、進行者(議長)でもないのに会議規則を逸脱していいわけありません。
それにしても、副議長が横から割り込むぐらいの話なら、初めから議長が伝えれば良いことでした。議員全員に関することなので事務局長でも良かったのに、なぜわざわざ課長に言わせたのかと個人的には思いました。
■ とっさに外へ出てしまった心の声
同じ会議の中で、他にもこんなことがありました。議会報告会の振り返りについて話していた時のことです。事務局側のミスがあったのですが、その報告がなかったことについて確認した議員に対しても、別の議員が同じように庇い、反対に指摘した議員を責めるような発言をしてきました。
私には、あからさまにそのように伝わりましたが、批判してきた議員が言うには「職員が本来やる仕事ではないのにさせていた方が悪い。」でした。
いやいや、職員は「自らやるから議員はやらなくてよい。」とわざわざ断りを入れていたことができていなかったのです。業務に支障が出たのに報告がなかったことを疑問に思い、それを問いただした議員の指摘は必要だったと私は思います。
しかも、職員を庇い出した議員からは「こういうのがパワハラにあたる」というような発言も出てきたので、これには私も思わず、「違うわ!」ととっさに心の声が外に出てしまいました。
■ パワハラという言葉の使い方への疑問
「糾弾」とか「パワハラ」とか簡単に言われますが、本当の意味をちゃんと理解されているのか疑問に感じる発言でした。どうも、指摘や口論のすべてにおいて、恫喝やパワハラだと言い換える議員の方がいる芦屋市議会のようです。
パワハラには暴力行為が含まれます。また、セクハラに関してはボディタッチに関係します。手が出るとかはもっての他ですが、仮に同意があったとしても、役所内でハレンチなことをするのは、議員じゃなくても行う場所ではありません。動作については、そんなことは常識の範囲で誰でもわかることです。
では、発する言葉に対して言えばどうでしょうか。一般的にはひどい言葉で相手を罵り、人権侵害的な発言をするとパワハラになると言われています。
ただ、意見を交換する時に言い合いになることはよくあると思います。少々声が大きいとか、叱っていることまでパワハラ行為だと言い出したらどうなるでしょうか。自分の怠慢を注意されることがなくなれば、反省することもなく、仕事をサボり続けることもできてしまいます。これでは、教養を身につけることや指導の面が崩れてしまうと思います。
少し前の令和4年3月24日に議員研修会があり、「ハラスメントの相談対応」について研修したばかりです。その時に講師はこう言われていました。「都合の良い使い分けをして、一方の話だけで周りがハラスメントと決めつけてはいけない」とのことでした。
この研修で、しっかりと議員全員に知識が備わり、認識しなおせるはずです。まさかとは思いますが、まだハラスメントの取り扱いの本質をちゃんとわからずに、それを別の政治目的で利用しようとする議員がいるわけないと思いたいです。










