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芦屋市議会☆新人議員の本音シリーズ NO.27


決算特別委員会とは?

本会議の開会中、3月には今年度の「予算書」を、9月に前年度の「決算書」を行政が示されその審議が行われます。

『予算』とは、一般的に収入や支出の計画ですが、自治体の場合は「歳入・歳出の計画」といいます。

『決算』とは、一年間の実施の中で経費を使用したあとの、歳入・歳出を計算したものです。

「この一年はこれだけ使う予定です。」と行政が事前に示す、予算の審査はもちろん大事ですが、反対に「決算」は、もう既に使ったあとの結果なので、終わった結果に対して意見するというのはあまり意味がないと、そう思われるでしょうか。

私はそうは思いません。なぜなら『決算』を行政が示した時こそ、議員は真剣に見て判断し言及する時だと考えているからです。何事も次に向かっての反省会が大事だと思うのです。

今は9月議会です。通常の議案審査とは別に決算について審議が行われています。決算について審議するための特別委員会を『決算特別委員会』といいます。決算特別委員会は、全議員(監査委員を除く)で審議することとなっています。

芦屋市議会では、平成30年度の決算審査までは全議員の参加ではなく、常任委員会のように代表の委員(会派に属さない人は入っていない)だけが出席できていました。令和元年度から議会改革が行われ、決算特別委員会については監査委員をしている議員を除き全議員が参加することになりました。分科会として3つの常任委員会に付託するような形で議員の審議が行われます。

 

決算からはじまる次の予算への期待

令和元年度決算の時の私は、建設公営企業常任委員会の委員だったので、今年は初めての民生文教常任委員会の項目を担当します。

まず決算の明細書は、とにかく分厚いです(笑)。

数字の表がズラーッと並んでいて、もともと会計や簿記に詳しいとか、会社経営の経理をやっていたとかそういう経験もないので、正直どこをどう見たらいいのかさっぱりわかりませんでした。なので最初は、過去の委員会を遡り、他の議員がどんな質問をしていたのかを拝見しました。

次に「予算」との見比べです。その時はどう言う説明をしていたのかというのをチェックします。それから、同じ項目で過去の決算の明細書の数字はどうだったのかも比較します。

すると、「この使われ方は適正?」という数字や、「こんな取り組みがあったのか」と改めて知ることや、気になるところがどんどん多くなると調査には時間がいくらあっても足らないという感じです。性格的に自分が納得するまでとことん調べないと気が済まないところがある私なので横道にそれてしまうことも。。。

とはいえ委員会の時間は限られていますので、利益又は損失(損益)のところで「これだけは言っておこう」という発言のポイントをどれにするかを絞ります。

決算の明細書を見ていると予算の振り分けは妥当なのか?と疑問に思うところが目につきました。なぜなら、毎年のように続けて「不用額」が多くでているような項目は、そこまで予算の確保をする必要があったのかどうかということが気になります。

予算は決められた総額の中で配分されていますが、この課が多く予算をとっていることで、他の課ではコスト削減と言われ必要経費が削れているかもしれません。

使われなかった経費がこっちにまわってきていればと思うと、、、、危ないと言われている通学路の工事で「コストがかかる」からという理由で費用をかけてもらえないということもなくなるかもしれません。

何かといえば、人口減少になるからと予算の縮減をしなければいけないと言われ、児童が減ったらからと小学校をあっさり廃校にし、児童が多く必要な地域では小学校の建設を白紙にしたり、公立の保育所や幼稚園のことは民間委託へ移行してきましたよね。

「子どもファースト、子育て世代を呼び込みたい」と言う割には、議員の多くも「無駄な箱物はいらない」ということを口にされます。

でも、その一方では、50年以上も前に設置された今や施設の利用者も3分の1の9人と減っている中で運営している高齢者施設の「公立の箱物」に対しては、全額市の負担で毎年定額が指定管理者へ支払われています。これこそ利用者のためにも公立施設だけで対応するというのではなく、一人の受け入れ先を見つけるための助成金に繋げるような補助にするとか、民間委託を検討したらどうなのでしょうか。

ニーズも多く必要とされている公立の保育所や、児童の多い地域の小学校の建設には「予算がもったいない」と否定的な考えであり、多くの子どもたちや保護者が求めているものには「節約せよ」と言われているような状況です。

その反対に、使われない経費を毎年確保していたり、少人数しか使用されていない箱物だけど利用者のためだといい、そういう場合の予算は必要だという考えだということでしょうか。

幅広い層の市民に対する費用対効果を考えても、これまでの芦屋市の予算の振り分けの妥当性には疑問を抱いてしまい、見直す点を正しく理解し効率的な改善をしてこそ行政改革なのだと強く感じています。

矛盾点に気付くことで本当の意味での無駄を見つけ、逆に必要なものが何なのかを改めて知ることができるのが「決算審査」なのではないでしょうか。決算特別委員会とは、次の予算に繋がる議員にとって重要な発言の場だと考えています。

 

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たかおか知子
芦屋市議会議員

たかおか 知子TOMOKO TAKAOKA

Mokosoft株式会社を設⽴し代表取締役に。第⼆⼦を出産と同時に芦屋へ。
町内の課題にぶつかり、初代⾃治会⻑になることを決意し3年間務める。
地域での課題解決を⽬指し、⾃治会ブロックの南芦屋浜地区会⻑を兼任し
市内全域へ活動範囲が広がり、芦屋市⾃治会連合会の副会⻑も兼任する。
2019年芦屋市議会選挙に無所属で出⾺し当選。芦屋市議会議員の1期⽬。

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