■ 南芦屋浜駐在所統合のお知らせが届く
芦屋警察署より、南芦屋浜駐在所統合についての住民説明会の通知が地元自治会長宛に届きました。
「南芦屋浜駐在所を設置してから、駐在所勤務員を中心に被災者を対象とする地域安全対策を推進してきましたが、同駐在所を高浜交番に統合することで検討が進んでいます。よって、この度、南芦屋浜駐在所の統合について、説明会を下記のとおり開催することにしましたのでご案内を申し上げます。」
という案内でした。
■ 芦屋警察署の動向
このお知らせを住民の方からお伝えいただき、急遽、事情を確認するために警察署長との面談の機会をいただきました。川島あゆみ議員と一緒に警察署を訪れ「南芦屋浜駐在所統合について」警察署長から直々にお話を伺うことができました。
■ 都市型駐在所の廃止について
南芦屋浜駐在所とは、平成12年から阪神・淡路大震災の被災者の方が多数入居する復興住宅に都市型駐在所を設置していたものです。都市型駐在所とは、駐在所に一人の勤務員を常勤させて被災者の方と一緒に住みながらの駐在所勤務でした。
この度、警察本部は、震災から25年以上が経過した都市型駐在所は、任務を果たしたのではないかということで、県内の3箇所にある都市型駐在所をなくす方向となったようです。都市型駐在所をなくし、管轄を統合するということが検討されたその中のひとつが「南芦屋浜駐在所」だったというわけです。
■ 警察署の問題点と改善の動き
・平成28年ぐらいからサイバー犯罪、SNSを使ったなど、新しい犯罪が増えてきたことで、対応できる組織にしないといけないことが大きなテーマとなりました。
・警察官の数に限りがあるため、抜本的に組織を見直し、人とお金を捻出し部課を強化していく必要がでてきています。
・兵庫県内の有識者による次世代のための懇話会が6回開かれ、協議の結果、平成29年12月に提言が県警本部長宛に出されました。
・令和3年3月に兵庫県内の小さな規模の警察署が3つ統廃合されました。
・兵庫県内では、交番・駐在所が701箇所あるが、現在4分の1が1人体制となっています。
・複数勤務を目指すため、交番・駐在所についても統廃合を進めていく意向で作業が進んでいます。
・南芦屋浜の駐在所は、固定の巡査を1名配置し、平日勤務で夜間勤務ではなく、24時間勤務体制ではありません。
・南芦屋浜の警察への通報件数は勤務時間外が増えてきて、駐在所で手に負える状況ではない人口に達しています。
■ 芦屋警察署の見解
・あるものをなくすのではなく残してほしいが、大きな流れの入口であり、恐らく今後は芦屋市内の交番にも話が進んでくることも念頭においています。
・南芦屋浜の駐在所は被災者の数は減っているが、居住住民は増えており、場所として残すことは大事であると県警に伝えています。
・南芦屋浜内の交番の必要性は感じており、警察本部からの交番統廃合の見直しの通達時期に合わせて、南芦屋浜内の交番移設を検討することも念頭においています。
■ 高浜交番と統合した場合
・南芦屋浜の駐在所の建物は、高浜交番の管轄の詰め所としてそのまま施設は残ります。
・これまでのような、固定の駐在職員1名のみが担当するわけではなく交代で警察官が対応します。
・駐在所機能から、交番勤務体制となるため、24時間常駐場所となり夜間の対応がされます。
・高浜交番の巡査を2名体制に増やし、1名を南芦屋浜詰め所に勤務させます。
・パトカーの常駐も可能となります。
■ 第一回住民説明会に参加
・南芦屋浜は交番への格上げを望んでおり新設を希望しているため、詰め所についてのルールも未定では不安。交番設置を検討してくださる動きを示してくださるまで、当面は統廃合はストップしていただきたい。
■ たかおか知子の感想
駐在所の建物は残り、警官配置の管理体制としては今より強化されますので、安全対策の機能的には今の都市型駐在所のシステムを活用するより、住民にとっては交番の詰め所となる方がパトロール体制がよくなるという利点があるのではないでしょうか。
ただし、住民の多くは以前から交番の新設を希望しているため、詰め所に機能をランクアップさせつつも、引き続き南芦屋浜の交番新設に対する場所の検討も忘れずにやり続けてほしい、という要望は私からも伝えています。
この先の実現可能性を考えて、今回の統合がステップアップになり、喫緊の住民サービスにとっては良い方向に進むことだと考えています。詰め所のルールというものを明確に示していただくことで、統合を安心して受けとめていただけるのではないかと感じています。
現実的な話をすれば、人員は増えない中で、新しい犯罪対策部署は増えているので「警察官の人員はどこで確保する?」という状態にあります。交番を1名体制で回していることによって、警備が手薄になるのを避けるためには、今後交番を統廃合する動きがやってくるというわけです。
そんな中、南芦屋浜については今後も人口が増えるということを検討し、駐在所の建物を廃止するのではなくそのまま残し詰め所にすることとなりました。
順番的に、まずは人員確保にあたるための交番の統廃合による芦屋市内の警官配置の管理体制が整ったところで、それまでの間の実績として、交番機能が備わった南芦屋浜には、交番移設の必要性が高まれば、優先順位として交番新設の話が実現可能になってくるのではないでしょうか。
これまで、要望し続けていても、駐在所から交番への検討が一向になされることはありませんでした。それを考えると、この転機は大きな進歩だと思います。
これまでまったく動くことのなかった駐在所の状況がやっと進みだした矢先に、交番の新設以外認めないという理由だけで、仮に、住民が統合に反対する意思を示すことがあれば、現状維持の時間だけを長引かせる結果になりうるのではないかと危惧しています。
駐在所とは、少人数規模に対応する管理体制で一人の駐在さんが管轄しているという状態です。その駐在所のまま残したところで現状の警備体制は向上しませんし、この状況で交番の要望を出しても、前には進まず懸命な判断ではないというのが、説明会の模様を拝見しての率直な感想です。
県警、野上署長をはじめ、芦屋警察署の皆さんは、私たち住民の思いをしっかりと受けとめてくださっていると感じています。












