委員会について思うこと
委員会のメンバー構成を決める時に、公平でないと感じることがあります。
芦屋市議会は会派を優先しているようなので、会派に属さない議員の方は言わば先の委員が決まってから、残りの空いている委員会にしか入れなくなります。自分が希望する委員会がずっと最大会派の方の希望が多い場合は、その委員会に入ることができなくなるのです。
数が多いから意見がまとまりやすいという理由で、会派を優先しているのかもしれませんが、21名はそれぞれ公平に希望する委員会に配属されるチャンスがあるはずです。
会派の数の順や正副議長の見解で調整が行われ、それによって希望が通らないことがあるようでは、どうしてもここで公平さを感じません・・・。話し合いで調整ができなかった場合は抽選にするなど検討しないのかと思いました。
このように、芦屋市議会では会派の人数が多いほど希望する委員会に入りやすく、会派の人数が少ないところや会派に属さない議員は、希望が外れることがよくあります。傍聴委員として意見が言える場合もありますが多くは発言できません。それに会派から委員がいない場合の委員外議員だけしか主に発言は認められません。
代表者の会議について思うこと
議会のいろいろな方針を決める2つの大事な会議である「議会運営委員会」と「代表者会議」ですが、メンバー構成はほとんど同じです。結局、正副議長も委員メンバーになるため、正副議長が属する会派からは2名の代表者が出席していることになります。出席者が多い会派の方がどう考えても、多数決で意見を押し切ることができて得なように思えてしまいます。
4役について思うこと
こちらも会派から優先的に希望者を優遇するというところがあります。正副議長選に関しては、立候補者を選挙をするのが通常だと条例でなっていたので、てっきり立候補者をつのり所信表明の後に投票となると思っていました。でも、私が驚いたのはそんな雰囲気ではなかったのです。
「議長と副議長になりますのでよろしく」というような感じで挨拶にまわってこられたのです。他から立候補者が出るような感じもなく、暗黙の了解で「今回はこの人に入れましょう」という圧力を感じた新人の私は、正副議長とはそうやって予め決めておくのが慣例なのだと理解をしてしまっていました。
自分の意思で判断する前に、素直に言われた方の名前を書くもんだと思っていたのです。残りの2役の「監査委員」と「阪神水道企業団議会議員」に関しても公では投票となっていますが、実際は「誰に投票しましょう」というのは議員間では決めています。成りたいという向上的な方には平等に立候補するチャンスがあっても良いと思うのですが、適材適所より年功序列を優先させているように思いました。新人議員の感想としては、適材適所というより平和的という建前の同調圧力ともとれる4役の決め方でした。
会派に属する議員がすべて優遇される議会構成
このように、地方自治体では会派に属している議員が有利な役職につけたり、意見力のあるように優遇されていると感じる仕組みが度々でてくるのです。
もちろん、相談・協力ができる仲間は大事です。しっかりと意見を交わして合意形成をとるためのに組む会派と、ただ、人数に孤立して会派を組むのとでは、団結力も意見の重みも変わってきます。
議会全体として、問題解決に向け議論がされるのならば、政党や会派とは切り離し、個々で割り振りして入りたい委員会を選択できるように、希望が重なった場合は全員抽選の方がよっぽど遺恨が残らず、建設的な話し合いの場になるようになるのではと私は感じてています。
👉たかおか知子ホームページ『委員会・代表者会議・4役など議会の仕組み』